2024/02/10

いちご新聞3月号|いちごの王さまからのメッセージ

お友だちは、一緒に成長しながら人生を豊かにしてくれる存在です。

 いちごメイトのみなさん、まだまだ寒いけど、立春が過ぎたら暦の上では春です。
 一日一日、暖かい春に向かっていると思うと気持ちが明るくなりますね。王さまのお家のお庭では、パンジーやデイジーなど、春のお花が元気に育っています。今はまだ硬くて小さな蕾の状態だけど、もうすぐかわいいお花を咲かせてくれると思うと、とても楽しみです。

 

 3月は卒業やクラス替えで、これまでのお友だちと離ればなれになってしまうという人が多いと思います。王さまも、学生時代ずっと一緒で仲が良かった親友と進路が分かれて別々の道に進まなければならなくなった時、すごく寂しくて今生の別れのような気持ちになったものです。
 でも、人は大人になる段階で自分の道を自分で決めて、寂しくても不安でも、その方向へ舵を切らなければならない時があります。それが成長へとつながるのです。
 時には、友だちから意見を求められることもあるでしょう。友だちが自分の決めた進路は正しいのか、自分に向いている道なのか、悩んでいるのだとしたら、よく話を聞いて、一緒に真剣に考えてあげてほしいと思います。自分のことをよく知っている友だちが真剣に話を聞いてくれて、その上で応援してくれれば、背中を押してもらったように感じて勇気が出ることでしょう。
 王さまは学生時代に別々の道に進んだ親友とは、今も頻繁に連絡を取り合う関係が続いています。たくさんの想い出を共有している親友は、いろいろな場面で王さまの選択をいつも応援してくれました。他の人が取り合ってくれなかった夢の話をいつも真剣に聞いてくれて、時には「こうしたほうがいいんじゃないか?」と助け舟を出してくれました。

 

 みなさんは、これからそのような親友に出会う可能性もあるし、今、そばにいるお友だちが人生のかけがえのない友になることだってあります。
 就職や進級、クラス替えでこれから新しいお友だちに出会えると思うと、わくわくしてきませんか?
 お友だちは、人生を豊かにしてくれる存在です。
自分もお友だちにとって、相手の人生を豊かにする存在でありたいな、と王さまは思います。

 

 お庭に春のお花が咲く頃、みんなが新しいお友だちに出会って、友情を育て始めることを期待しています。