いちごの王さまからのメッセージ
2月のメッセージ
大好きないちごメイトのみなさん、毎日寒い日が続いていますが、風邪をひかないで頑張っていますか?
王さまが小さかった頃と違って、今は暖房で家じゅうが暖かく、洋服や下着、靴下は発熱する素材が開発されて、昔のように寒さを直に感じることや、手や足の指が冷たくて霜焼けが出来るなんてことはほとんどなくなりました。2月と言えば、1年で1番寒くて凍るような日々という記憶がありますが、今では学校も会社も暖房が完備されていて、昔とは冬の過ごし方が大きく変わったように思います。
王さまも今、暖房のある部屋でこのメッセージを書いているのですが、ここで、みんなと一緒に考えたいことがあります。
たしかに私たちの生活は、真冬でもこんなに暖かく過ごせるようになりました。でも、私たちの心の中は同じようにあたたかく楽しい毎日になったのでしょうか?
みなさんは“心があたたかい”とは、どういうことだと思いますか?
反対の“心が冷たい”は分かりますよね?そうです。自分のことが不幸に思えて、悲しくて、淋しくて、頼れる人が誰もいない、ギスギスした心の状態のことです。とてもじゃないけど、人に優しくなんてできないし、まわりの人から声をかけられても冷たい対応をしてしまう。そういう時、人は孤立しがちです。
みなさんには“心が冷たい一人ぼっちの人”になってほしくありません。
せっかく、外が寒くても暖かく過ごせるようになったのに、心の中は冷たくて一人ぼっちだなんて、それは少しも幸せなことではありません。
“心があたたかくて思いやりがある人”になるには、家族や友だちがいてくれることに感謝の気持ちを持つことです。
お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、兄弟姉妹、そして、仲良しのお友だちがいてくれるだけで、淋しくないし、心細くも感じません。相手にとっても同じことです。あなたが家族のことを気遣ったり、ちょっとした時に小さなプレゼントを贈ったり、そんな些細なことが人の心をあたたかくさせるのです。
外は昔と同じように寒いけど、人は暖かく暮らせるようになりました。
ただ、みんなが仲良く、あたたかい思いやりを持ち、お互い助け合い励まし合いながら生きていくことで心もあたたかくなれたら・・・それこそが、1番大切なことだと王さまは思っています。