いちごの王さまからのメッセージ

5月のメッセージ

暖かな春の光を体で感じられるようになりました。春物の薄手のコートで、色とりどりの花が咲いている道を歩いていると、なんだか嬉しい気持ちがしてきますね。

今年は冬が長く、雪やみぞれ混じりの冷たい雨が降って、全国的に寒い日が続きました。体調を崩す人が多く、王さまも今年になってものすごく流行っていたインフルエンザにかかってしまって、1週間寝込んだりしました。熱が下がってからも人にうつさないようにと薬を飲んで寝ていなければならず、時間があったのでニュースや新聞を普段よりじっくり読んでいました。しかし、そこに書いてあるのは、国と国の政治的な問題とか、団体や個人を攻撃する非難ばかりで「どうして毎日毎日こんなニュースばかりが繰り返されるのだろう?」と悲しい気持ちになりました。

王さまは、43年間いちご新聞に『みんな仲良く助け合って生きていくことがとても大切』というメッセージを書き続けてきました。そのために必要なことは、次の3つだと思っています。

1つめは『相手の嫌がることをしないこと』
相手が喜ぶことをしてあげたいと思っても、どうしたら相手が喜ぶかはなかなか難しく、分かりにくいかもしれません。だから、せめて、相手の嫌がることをしないことが大切で、それならどんな人にも出来るんじゃないかと思います。

2つめは『困っている人を助けてあげること』
相手から「助けて」と言われなくても、"あ、この人は今、困っているんだな"って、なんとなく感じた時には、こちらから声をかけたり、手を差し伸べて、やさしく助けてあげてください。いつか自分が助けてもらう時だってあるのですから。

3つめは『やさしい思いやりをもって、お友だちと仲良くすること』
人はひとりでは生きていけません。誰だって、まわりの人たちと一緒に生きていかなければならないのです。それなら、お互いにいがみ合ったり傷つけ合ったりするのではなくて、仲良く生きることが、みんなが幸せに暮らすためには必要です。まずは自分の方から、やさしい気持ちで思いやりを持って相手に接することを心がけましょう。

この3つはそんなに難しいことではないと王さまは思っているけれど、現実を見ると、世界中の人たちがこれを実行するのはすごく難しいことなのかもしれません。
でもきっと、いつかは世界中のみんなが幸せに暮らせる日がやってくると、王さまは信じています。
まずは、私たちいちごメイト1人1人から実行していきましょう。

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