10月のメッセージ

 いちごメイトのみなさん、暑かった夏がようやく終わりました。近年、地球の温暖化が大きな問題になっていますが、この夏も日本では人間の体温以上の39度、40度という高温の日が何日もありました。
 しかも、新型コロナウイルスは感染力の強い変異型が猛威を振るい、感染者が増え続けているために、猛暑の中でもマスクをつけて生活しなければならず、王さまもあまりの息苦しさに参ってしまいました。
 去年に続いての緊急事態宣言下の夏休みになってしまった地域も多く、今年もコロナのせいで旅行も帰省も出来ず、遠くに住んでいるおじいちゃん、おばあちゃんに会いに行けなかった人が多かったのではないでしょうか。
 おじいちゃん、おばあちゃんは今年こそは会えると楽しみに待っていたでしょうから、2年も会えなくて本当にさみしい思いをしていると思います。
 お手紙を書いたり、電話でお話しするだけでも元気なことが分かりますから、連絡をしてあげてくださいね。

 1年遅れの開催となった東京オリンピックは、直前まで不安がいっぱいでしたが、世界中から代表選手が来日して、素晴らしい競技でスポーツの素晴らしさを見せてくれた、この夏の一大イベントでした。
 感染対策のため無観客ということで、東京開催なのに会場で盛り上がることは出来なかったけど、世界中の人が自宅のテレビで観戦して、応援して、感動に包まれて勇気をもらったのだから、スポーツの祭典としての意義はあったのだと思います。
 特に今回はこれまで知らなかった新しい競技が種目に加わって、10代の若い選手が活躍する姿を見ることが出来たことは、未来への期待が膨らみ、爽やかな気持ちになりました。
 王さまもオリンピック期間中は、いろんな競技をテレビで見ましたが、特に柔道は投げたり投げられたりの勝負だけでなく、勝負に臨む姿勢や心意気を選手から感じることが出来て、その素晴らしさに感動しました。

 スポーツは本来、勝ち負けを決める、まさに“勝負”の世界ですが、今回のオリンピックを通して王さまが感じたのは、人間の“絆”でした。
 各国や地域の選手の人たちがこのコロナ禍に東京オリンピックを開催してくれたことへの感謝を涙ながらに語るインタビュー、負けた選手が戻ってきた時にそれまで勝敗を争っていた選手全員であたたかく迎える場面、紛争下で練習場もない貧しい国や地域から参加した選手の笑顔…アスリートたちがくれた感動は、メダルをかけた真剣勝負をした人間同士、国・地域同士がお互いを讃え合う姿の美しさによるものなのだと思いました。
 世界中の人々がお互いを尊重し合いながら、仲良く、切磋琢磨して成長していく。オリンピックをテレビで観戦しながら、そんな素敵な未来が見えた気がして、王さまは嬉しくなったのでした。

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