9月のメッセージ

 毎日、すごい暑さが続いていますね。夏は暑いものだと分かっていても「毎年、こんなに暑かったかなぁ?」と思ってしまいます。

 今年の夏は最初から大気の流れが不安定で、関東地方は例年よりも1か月も早く6月末に梅雨明けになり、長い夏になりそうだと思っていたら、7月の初旬に西日本で豪雨による大惨事が起こってしまいました。南の方で発生した台風が梅雨前線と重なり、大雨を降らせながら沖縄地方からのろのろとした速度で、九州地方、四国地方、中国地方、近畿地方と北上する間に、川の氾濫、山崩れ、大洪水が起こりました。山の木々は根こそぎ溢れ出た川の濁流に流されて、橋や堤防を壊し、人々の住む集落まで襲いました。この豪雨による大洪水で非常に多くの人命が奪われたと聞いて、自然の恐ろしさに震え、人間の非力さに呆然としました。

 人間は大自然の前では、本当に小さな弱い存在です。だからこそ、助け合って、お互いに協力し合いながら生きていかなければなりません。
それなのに、人間は国と国が争って戦争をしたり、自分の国だけが経済的に優位に立とうとしたりします。
 王さまは大学生の頃に戦争を経験しました。大学生になったばかりの年の7月、夏休みで故郷の山梨県甲府市に帰省していた時にB29(ボーイング29号)の焼夷弾による爆撃があり、火の粉の中を妹をおぶりながら逃げ回った、あの時の光景は今も忘れることが出来ません。その甲府の七夕空襲で、甲府市の実に80%が焼けてしまったことを後に知りました。
自然災害は人間の力ではどうすることも出来ませんが、戦争は人間の力で避けることができると王さまは考えています。私たち人間は、誰もが尊い命を持ち、それを守る知識を持っているはずです。

夏のうだるような暑さは、王さまに戦争の記憶をよみがえらせます。それはつらく悲しい記憶です。
今年の西日本の大洪水も、今年の夏の悲しい出来事になってしまいました。被災地の1日も早い復興を心よりお祈りしています。

 このいちご新聞は『みんな仲良く、助け合って生きていこう』という想いで作られた新聞です。
 いちごメイトのみなさんは終わりゆく夏の残暑の中でもう一度、いちご新聞を通して、助け合って生きることの大切さをしっかりと心に刻んでもらいたいと思います。

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