落ちて来たショックでしばらく気を失っていた
ニィナがようやく目を覚ました。
心配そうにのぞきこむメルに気づいたニィナ。
「メル、ニィナのこと本当に心配しているんだよ。
全然人ごとなんて思ってないんだから」
「ごめんね…アタチもメルやみんなに
本当は感謝ちてるの。でも、つい、
当たってしまっただけなの。
あの…仲直りしてくれるカナ…?」
「もちろん!」
メルとニィナは、すっかりもとどおり。
自分の気持ちは、きちんと相手に
向き合って伝えないと、伝わらない。
メルは、そのことにようやく気づきました。
メルの仕事は郵便配達
それは気持ちと気持ちをつなぐお仕事。
とっても大切なお仕事です。
そう考えると、一通一通の手紙がとっても
大切なもののように思えてきて、

コメントは停止中です。