チーコは、窓の外を眺めながら
ため息をついていました。
はぁ~何でこう、すてきな人っていないのかしら…
そのとき、バタバタと騒がしい音がしました。
遠くからポコがあわてて走ってきます。

ね、オイラのステッキ知らない?
どうやら、コントでつかうステッキを
なくしてしまったようです。
まったく、そんな大切なものなくすなんて~。
しかたないからいっしょに
探してあげるわ。ポコが行ったところを思い出して。
チーコはポコの思い当たるところに
いっしょに行ってくまなく探しますが
ステッキは見つかりません。
あの…オイラもうあきらめるから、
大丈夫だよ。チーコ
申し訳なさそうに言いました。
そんなポコの言葉をさえぎるように
ポコの大切なものなんでしょ。
あきらめちゃだめよ!それに今さらほっとけないわ
そうこうしているうちにいつの間にか
あたりは真っ暗になってきました。
一体、ポコのステッキは
どこにいってしまったのでしょう…?
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