いちごの王さまからのメッセージ

3月のメッセージ

やっと少しずつ暖かい陽射しが戻ってきて、この先に春が待っていることを肌で感じられるようになりました。
いちごメイトのみなさん、この3月は卒業や入学、また、新しく社会人となって会社に就職する人など、それぞれに生活環境が変化する月ですね。

1年の始まりは1月1日の元旦だけど、年度では3月までを区切りとして4月からは新年度が始まりますから、王さまも3月にはその年度の締めくくりをして、次の期の計画を立てる作業を行います。
新しくやりたいことを真剣に考えて、それを実行に移すための計画を練るのは、とても重要なことだと王さまは考えています。
この『新しいことを真剣に考える』ことは、これまで人間が脳をフル稼働させて行ってきたことで、それによって、私たちの生活は変化し、どんどん便利になり、楽しくなり、広がってきました。

ここ最近で私たちの生活を劇的に変えたもの、それはスマートフォン、“スマホ”です。
スマホの登場によって、いろいろなことが出来るようになりました。人との連絡、写真や動画、インターネット・・・今ではスマホなしに生活できないと思っている人も大勢います。
まるで、スマホがその人の一部であるかのようです。

そして、これからの時代に現れようとしているのが人工知能“AI”です。
考えるのが人間ではなく、コンピューターを内蔵したロボットの役目になっていく可能性があります。
王さまが毎年3月に次の期にやるべきことをうんと悩みながら長い時間をかけて行っていた作業をAIがいとも簡単にあっという間にやってしまう・・・ということが起こり得るのです。そうなると、人間はもう自分では何も考えなくなってしまうのではないだろうか?と王さまは心配しています。

いちごメイトのみなさん、私たちは来期について考えるだけでなく、未来のあるべき姿を考えてみる必要がありますね。
私たちはいったいこれからどうしたいのだろう?人間は幸せに向かって正しく進んでいるのだろうか?
この答えもAI(人工知能)が考えるような時代になっては恐ろしいですね。
17世紀にフランスの哲学者パスカルは「人間は考える葦である」という言葉を残しました。
どんなに人工知能が開発されても、人間はやはり考えることが大切だと王さまは思っています。みなさんはどう思いますか?


パスカル(1623年-1662年 フランスの哲学者・数学者・物理学者)
『人間は考える葦である』…人間とは孤独で弱い生き物だが、考えることができることは偉大であり、尊厳があるとした。

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