12月のメッセージ

 2015年最後のいちごの王さまのメッセージとなりました。
 今年も王さまはこのコーナーで、『みんな仲良く助け合いましょう』『みんなに可愛がられる人になってね』と書き続けてきましたが、みなさん、今年1年を振り返ってみて、どうでしたか?
 12月は街中がクリスマスムードで、なんだかウキウキと楽しい事ばかりに目がいってしまうけど、今年の最後に謙虚な気持ちになって、この1年の反省と来年の目標をじっくり考えてみることも必要です。

 反省と目標と書きましたが、未来に夢を持って生きることは、とても大切なことです。来年は、ぜひ大きな目標を掲げて、それに向かって日々努力していくことで自分を成長させてほしいと思います。
 ただ、過ぎ去った日々を想い出して懐かしんだり、“あの時、あんなことをしてしまってごめんなさい”と反省したりすることも忘れないでほしいのです。
 王さまは毎年12月になると、今年やろうと計画していたのにできなかったいくつかのことを、どうしてできなかったのか反省し、来年こそは実行させようと決意を新たにします。そうすることで、来年の自分は今年の自分を越えられる気がするのです。

 王さまは今から30年前に『想い出を売る店』というメルヘンを書きました。
 その中で、想い出を売る店の主人公ジョセフ爺さんが、「過ぎ去った過去なんて俺には必要ない。俺にとって必要なのは現在と未来だけだ」と強がるトムという青年に、こう言っている場面があります。
「おまえさんは、よっぽど想い出がきらいとみえるね。だけど、誰だって過ぎ去った日というものはあるもんだよ。でなけりゃ、今のおまえさんはあるはずないからね。だがね、お客さん、その未来はやがて現在になり、その現在も過ぎ去って過去になってゆくんだ。それが時の流れというものさ」
 この言葉にはっとするトムに、ジョセフ爺さんはさらにこう言うのです。「昨日という日だって今日になってみれば想い出のひとかけらさ。だからトム、これからはその日その日が美しい絵葉書をみるような心暖まる想い出になっていくよう、毎日を努力してみることだね」

 みなさん一人ひとり、2015年には何枚の美しい想い出の絵葉書が残ったか、振り返ってみてくださいね。そして、来年はより素晴らしい想い出が残せるように、がんばりましょう。
 2016年もいちご新聞をよろしくね。
 また、このいちごの王さまのメッセージでお会いしましょう。

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