8月のメッセージ

 人と人は如何なることがあっても、仲良く助け合っていくことが大切です。
 王さまは今、いちご新聞8月号のメッセージを書いています。王さまにとって、8月は1年の中で、最も想い入れの深い月です。

 それは、今から70年前の1945年、王さまがまだ大学1年生の時のことでした。
 8月6日、広島に原子爆弾が投下され、その3日後の8月9日、今度は九州の長崎にも原子爆弾が落とされ、信じられない程、大勢の死者が出たのです。都市が破壊され、日本は戦争を続けることの恐ろしさを知りました。そして6日後の8月15日、4年間も続いた第二次世界大戦は終戦を迎えることになりました。

 戦争は多くの人の命を失い、多くの人が傷つき、その傷跡は何年、何十年、何百年経っても消えることはありません。
 その時、大学1年生だった王さまは、この戦争で同級生を数人失いました。
 この経験から、心に深く刻み込まれたのは「争いからは何も生まれない。国と国、民族と民族、人と人は如何なることがあってもお互いに争うことなく、仲良く助け合って行くことが本当に大切なことだ」ということです。

 王さまはこのことをたくさんの人に伝えたくて、今から55年前の8月10日にこのサンリオを設立しました。
 親子、兄弟姉妹、お友だち同士から始まって、世界のすべての国の人たちが、みんな仲良く助け合うにはどうしたらいいか、戦争や争うことはやめなければならないが、それにはどうしたらよいのだろう?と考え続けた結果、1番大切なのはお互いのコミュニケーションで、そのきっかけになるような小さな贈り物、高価ではなく、ちょっとした可愛らしいものを贈り合うことが良いのではないかと『スモールギフト・ビッグスマイル』を合言葉にしたこの会社を作ったのです。あれから55年が経ちました。果たして世界は平和に、人々は助け合って幸せになっているでしょうか?

 いちごメイトのみなさん、この8月は恐ろしい原子爆弾が日本に落とされ、第二次世界大戦が終結した悲しい想い出の月なのです。争うことの無意味さと戦争の残酷さを忘れないで、仲良く助け合って生きることの大切さを訴え続けることを止めてはいけないと思います。

 戦後70年、戦争を経験した人がだんだん少なくなっていますが、みなさんには8月の終戦のことを忘れないでほしいと思って、このメッセージを書きました。
 みなさん一人一人が周りの人と仲良く、困っている人には助け合いの手を差し伸べて平和で幸せな世界を築くための努力をしてくれることを、王さまは心から願っています。

Page Top