ごきげんいかが?シエルです。メルのブログ-シエラ 小

メルシーヒルズ物語第二章が始まる前に、

私、これまでのお話をまとめてみましたの!

このブログに遊びに来てくださったばかりの方にも

今までの流れが分かったほうが

楽しいのではないかしら?って思いまして…

そして、これからはじまっていく物語にも

おつきあいいただけたらって

よろしかったら読んでみてくださいね!

Wish me mell オフィシャルブログ(サンリオ公式)-line

虹の向こうにある

メルシーヒルズは、

「ありがとう」の気持ちでできた国。

純粋な子供達が、誰かのお手伝いをして

「ありがとう」と感謝されることで大きく美しい国に

なっていきます。

今までたくさんの子供達がここで

使命を見つけ世界のあちらこちらで活躍しています。

メルシーヒルズをずっと見守って来た

虹の妖精シエルは、

新しく、才能ある子供達をこの世界に迎え入れようと、

7通のお手紙をかき、

7色の小鳥達に届けさせました。

そして、留学してきたのが、

うさぎの女の子メル

ネコの女の子チーコ

パンダの男の子ポコ

クマの男の子アロ

カメの女の子マリン

コアラの男の子ルゥ

ドラゴンの女の子ニィナでした。

ニィナメルシーヒルズにきたときはまだ

大きなタマゴの中にいて生まれる前でした。

事情あって、ニィナのお母さんがまだタマゴに

入ったままのニィナメルシーヒルズに送り届けたのでした。

ちょっぴり人見知りで心優しいメルは来たばかりの頃、

しばらくタマゴハウスから出てこられませんでした。

メルシーヒルズに来たとたん、

メルの自慢のフワフワのまっ白なしっぽが虹色

変化してしまったからです。

メルはこのことに悩み、

誰にも相談できず心を閉ざしていたのです。

メルシーヒルズに留学してきたとたん、

メルのように体に異変がおきる子供達は少なくないのです。

なぜならそれは、才能ある子供の証であるから!

でもその頃のメルにはそのことが、

自信すらなくしてしまうくらいの大きな悩みだったのです。

家にとじこもったままのメルを心配して

子供達はかわるがわるメルの様子を伺いにきました。

そして、そんなメルのことを知った人たちから

毎日たくさんの手紙が届きました。

「一人じゃないよ、いつでもいっしょだよ」

など沢山のあたたかい気持ちがこもった手紙を読むうちに

メルの孤独な気持ちはだんだんほぐれていき、

ついに訪ねて来てくれた子供達

自分の悩みを打ち明けます。

そのことで、自分の悩みが軽くなり、

みんなからの優しい気持ちにはげまされ、

外に出られるようになったのでした。

一人で居る時、メルはみんなから届く気持ちのこもった

手紙を読む事が唯一の楽しみでした。そしてそんな

手紙を毎日のように届けてくれる郵便配達の仕事をしている

ライオンのルッツに憧れを抱くようになっていました。

メルの使命、「人の気持ちをつなぐお手伝いをすること」

そこが原点なのです!

妖精シエルは留学してきたばかりの

子供達にちっぽけな地味なタマゴを手渡します。



「毎日心をこめてこのタマゴを磨いていきなさい。

いつの日にかタマゴの色は虹色の

どの色かに変化するはずです。」

そして、7色のタマゴがそろったとき、

メルシーヒルズと人間界に大きな虹の橋がかかるのです!

これが7人の子供達が世界中で活躍できる

使命をもった子供達であるという証になるのでした。

メルシーヒルズでうまれたドラゴンのニィナ

他の子供達と違って母親の顔を知りません。

「自分を生んでくれたお母さんに、会いたい!」

というニィナの切なる願いを叶えるべく子供達は

ニィナ母親探しに協力します。

様々な困難の中、自分にできることで友達を助け、

互いに思いやることで、それぞれの使命を見つけて

タマゴを色づかせていきました。

マリンの使命はおいしい料理

お腹も気持ちもほっこりさせること、

ポコは沈んだ空気を笑いで、和ませること、



チーコは友達のチャームポイントをみつけて

さらに輝かせてあげること、



アロは、相手を信じ、そっとよりそってあげること、

ルゥは困難にたちむかいチャレンジすることで

仲間に勇気をあたえること、



メルは気持ちをとどけるお手伝いをして

みんなを優しい気持ちでつなぐこと。

仲間達の親身な協力のおかげでニィナ

ついに母親と奇跡の出会いを果たします!

ある日、メルシーヒルズ

世界でも一流のサーカス団がやってくることになりました。

そのトップスターは有名な火吹きドラゴンです。

彼女は人々を魅了するすばらしいエンターティナーでした。

子供達の情報収集から、どうやら彼女はニィナの母親らしい

ということが分かってきました。

サーカス上演の日、メルたちは不安そうなニィナを連れ、

火吹きドラゴンのショーを観に行きます。

神秘的で雄大な火吹きドラゴンが天井から

優雅に舞い降り、オーロラ色にキラめく炎を口から吹き出すと

会場はあまりの美しさに静まりかえりました。

その存在に圧倒され、じっと見つめるニィナ

火吹きドラゴンが優しく見つめかえします。

二人は無言のまま親子の絆を実感したのでした…。

思いつづけていた母親が人々を魅了する偉大な

エンターティナーであることを知り勇気づけられたニィナ

自分もいつか母親のように人々を

感動させるエンターティナーになりたい、

という夢を抱きます。

さいごにニィナタマゴが色づき、

7色のタマゴがそろいました。

気がつくと空には大きな美しい虹がかかっていました。

人間界とメルシーヒルズの架け橋がかかったのです!

それから間もなく、日本の大学生からメル

一通の手紙が届きました。

「今、日本には、だれかのチカラに

なりたいと思っているひとが

たくさんいますが何をしたら

いいのか分かりません。

私たちにできることってあるのかな?」

手紙を読んだメルは考えました…



「メルにできることは、ひとりひとりの

あたたかい気持ちを伝えること。

気持ちをつなぐお手伝いをしていくこと!」

「日本に行って、気持ちを届ける

お手伝いをしなくっちゃ!」

使命に気づいたメルはこうして、

虹の橋を渡って日本に旅だっていったのでした。

日本で、気持ちをつなぐお手伝いの旅をしているメル

一方メルシーヒルズでは残された子供達が今日も自分の

使命を果たすべく毎日修行にはげんでいるのでした。