マイマイがメルシーヒルズに

遊びにきたとき、

ロザンヌとこんな

会話を交わしていました。

私、たまにメルシーヒルズに

住んでいたころを思い出すのよ

ルッツのこと？

なんか、憧れていたのよね。

あの頃の自分にないもの


をいっぱい持ってて…メルを見てると、

あの頃の自分を思い出すの

ア～タ、大人になっちゃって～

でも、恋をするってとってもすてき。


いつもと同じ風景が

すごくキラキラ輝いてみえたり、


会うだけでうれしかったり、


自分も素敵でいなきゃって

想えたりするでしょ？

いつの時代も、

恋はオンナを輝かせてくれるのね～。


でも、それを乗り越えてこそ、

本当にいいオンナになれるのよっ

ね、ロザンヌは今どうなの？

アタシ？イタリアに残してきた

アントニオとゾリアーノ、


やっぱり決められないから、


とりあえずどっちもキープしとくわっ！

あいかわらずね…

二人の私に対する想いを手紙で


読んじゃうと選びきれないのよねん

その優しさが罪になるときだってあるのよ

ア～タったらいつの間にそんな強い女になって…

尊敬するわ

二人とも卒業生なだけあって、

恋愛についての悩みも

ずいぶんと大人になったものだわ…

これも親友だからこそできる会話な

のでしょうね。

なんだかちょっぴりうらやましいわ。