メルシーヒルズは、今日もかわりなく穏やかな時が流れています。私、皆さんにちょっとご無沙汰している間、新しくここに留学してきた5人の子供達に大切な届け物をしてきましたの。

今日はそのお話をしますね

留学してきた子供達に私は、まずちっぽけな地味な
タマゴを渡します。

こんなふうに、彼らにいいながら。

「あなたたちは、毎日心をこめてこのタマゴを磨いていってください。自分に何ができるかということを日々考えながら。いつの日にか、タマゴはだんだん色がかわり、やがて虹色のどの色かに変化するはずです。

私の選んだ7人の留学生達が、世界を幸せにするための自分自身の使命をみつけられた時、タマゴははっきりと色づきます。虹と同じ7色のたまごがそろった時、あなた達が世界中で活躍できる立派な子供達であることが証明されます。

そして、タマゴがかえって、ひよこがうまれたときがメルシーヒルズを卒業するときです。私の選んだ7人のメンバーで7色ひよこがうまれてはじめて、一人前としてみとめられるのです！

そして私はまたあなた達が育てたタマゴから生まれた7色の小鳥達に、手紙を託し、メルシーヒルズに留学できるような才能をもった子供達を連れてきます。こうして、永遠に世界中をあたたかく、笑いがたえないとっても幸せな場所にしていきたいのですよ☆

皆さん、頑張って自分の使命をみつけてくださいね！」

メル以外の子供達は直接タマゴを手に取って興味深そうに私の話をきいてくれてたわ。
メルは、家のドアをあけてくれないから、郵便受けにそっとタマゴをいれておいたの。翌日なくなってたからあの子もうけとってはくれたようです。